安全な場所に移ってから、かえって調子を崩す人がいます。「もう終わったのに、なぜ今」と自分を責めてしまう。ここではその仕組みを書きます。
危機の最中は、感じないようにしている
緊張が続いている環境では、心が痛みを感じにくいように働きます。感じていたら、その毎日を生きられないからです。
安全になると、その働きが緩みます。緩んだところで、それまで感じずに済ませていたものが出てくる。回復の過程で起きることであって、悪化ではありません。
出やすいもの
- 眠れない、悪夢を見る
- 急に当時のことがよみがえる
- 音や匂いに強く反応する
- 人を信じるのが怖い、逆に距離が近くなりすぎる
- 自分を大事にできない、体を傷つけたくなる
- 気持ちが動かない、何も感じない
これらは性格の問題ではありません。起きたことに対する、まっとうな反応です。
自分を責めなくていい理由
「自分が悪かったから」と考える人が非常に多くいます。それは、こどもが状況を理解するための、ある種の適応でもありました。自分のせいだと考えるほうが、世界が理解可能になるからです。
大人になってから、その前提を置き直すことができます。
相談できる先
- 精神科・心療内科(お金がなくて病院に行けないときを参照してください)
- 精神保健福祉センター
- 施設で暮らしている場合は、心理療法担当職員
- 児童心理治療施設(生活と治療が一体の施設です)
いま安全でないなら
離れることが先です。虐待の4つの種類、一時保護とはを参照してください。
時間が経っていても
10年、20年経ってからの相談もあります。遅すぎることはありません。
いま感じていることを、そのまま書いて送ってください。氏名は要りません。
ひとりで抱えているなら
「自分のことかもしれない」と思ったなら、これって、たいしたことないのかなと思っているあなたへも読んでみてください。制度ではなく、相談する前の気持ちについて書いています。
いま困っていることは、そのままお問い合わせフォームから送ってもらえます。氏名は要りません。一行でも届きます。読んだうえで、あなたの年齢とお住まいの地域で使える制度を調べてお返事し、必要なら窓口まで一緒に行きます。
調べても、自分の場合にどれが当てはまるのかは分かりにくいと思います。 年齢とお住まいの地域を書いて送っていただければ、あなたの場合を調べてお返事します。
相談を送る(氏名不要)氏名の欄はありません。一行でも届きます。
最終更新:2026-08-12 11:54:13。制度は改正されることがあります。手続きの際は、必ず最新の一次情報をご確認ください。
あわせて読まれています
一時保護とは。どこで、どのくらい、学校はどうなるのか
一時保護と聞くと不安になる人が多いと思います。どこで過ごすのか、期間はどのくらいか、学校や持ち物はどうなるのかを説明します。
児童相談所に相談すると、何が起きるのか
相談したあと、どんな順番で何が進むのか。知らないから怖い、という人のために、実際の流れを最初から最後まで説明します。
中学生が「家に帰りたくない」と思ったとき
中学生でも相談できます。友達の家を転々とする前に知っておきたい、使えるしくみと相談の始め方を説明します。
数日だけ預ける。ショートステイという選択肢
限界まで抱えてから相談する必要はありません。数日だけこどもを預かる制度があります。使い方と申し込み先を説明します。