一時保護は、こどもの安全をすぐに確保する必要があるときに、児童相談所が一時的に預かるしくみです。「連れて行かれる」というイメージで語られがちですが、実際に何が起きるのかを知っておくと、恐れの中身が変わります。
どこで過ごすのか
児童相談所に併設された一時保護所か、里親家庭や施設に委託されるかたちで過ごします。地域によってどちらが多いかは変わります。
どのくらいの期間か
原則として2か月以内とされています。実際には、状況の見立てや家庭との調整に応じて短くなることも、延長されることもあります。「入ったら戻れない」というものではありません。
一時保護のあとの行き先は、家庭に戻る場合、施設や里親家庭で暮らす場合、いくつかに分かれます。多くのケースでは家庭に戻ります。
学校はどうなるのか
一時保護所では学習の時間が設けられますが、安全確保のため、もとの学校に通えない期間が生じることがあります。ここは正直に言えば、こどもにとって負担の大きい部分です。
だからこそ、学校のこと、部活のこと、友達に何と伝わるのかは、遠慮せずに聞いてください。答えを持っている大人が必ずいます。
保護者の方が不安に思うこと
相談したこと自体を理由に一時保護になることはありません。一時保護が検討されるのは、こどもの安全がどうしても確保できないと判断されたときです。
そして、一時保護になったとしても、多くの場合は家庭に戻ることが前提の関わりが続きます。詳しくは相談したら、この子を取り上げられますかと不安な方へに書きました。
ひとりで抱えているなら
ここまで読んで、「自分のことかもしれない」と思ったなら、相談したら、この子を取り上げられますかと不安な方へも読んでみてください。制度の話ではなく、相談する前の気持ちについて書いています。
いま困っていることは、そのままお問い合わせフォームから送ってもらえます。氏名は要りません。一行でも届きます。読んだうえで、あなたの年齢とお住まいの地域で使える制度を調べてお返事し、必要なら窓口まで一緒に行きます。
調べても、自分の場合にどれが当てはまるのかは分かりにくいと思います。 年齢とお住まいの地域を書いて送っていただければ、あなたの場合を調べてお返事します。
相談を送る(氏名不要)氏名の欄はありません。一行でも届きます。
最終更新:2026-08-12 09:33:46。制度は改正されることがあります。手続きの際は、必ず最新の一次情報をご確認ください。
あわせて読まれています
児童相談所に相談すると、何が起きるのか
相談したあと、どんな順番で何が進むのか。知らないから怖い、という人のために、実際の流れを最初から最後まで説明します。
中学生が「家に帰りたくない」と思ったとき
中学生でも相談できます。友達の家を転々とする前に知っておきたい、使えるしくみと相談の始め方を説明します。
数日だけ預ける。ショートステイという選択肢
限界まで抱えてから相談する必要はありません。数日だけこどもを預かる制度があります。使い方と申し込み先を説明します。
18歳・19歳が使える社会的養護の選択肢
18歳を過ぎると使える制度が減ると思われがちですが、そうとは限りません。住まい・お金・相談先を年齢の視点から整理します。