「18歳になったら出ないといけない」と聞いて、不安になっている人は多いと思います。結論から言うと、18歳で必ず出なければいけないわけではありません。
原則は18歳まで。ただし延長できます
児童養護施設は、保護者のいないこどもや、家庭で暮らすことが難しいこどもが生活する場所です。対象は原則としておおむね2歳から18歳未満とされています。
ただし、高校在学中や、就職・進学の準備が整っていない場合には、入所の延長ができます。近年の法改正で、年齢による一律の線引きは弾力化される方向にあります。「18歳の誕生日で追い出される」という運用ではありません。
不安なときは、まず施設の職員か、措置を決めた児童相談所に、いつまでいられるのかを確認してください。確認しづらいときは、こちらから一緒に聞くこともできます。
18歳を過ぎてから使える住まい
18歳以降も、暮らす場所の選択肢はあります。
- 自立援助ホーム … 働きながら、あるいは学びながら生活する住まいです。15歳から20歳未満が対象で、在学中などの事情があればさらに延長できます。自立援助ホームとはでくわしく説明しています。
- 措置延長 … いまいる児童養護施設に、そのまま在籍を続けるかたちです。
- 社会的養護自立支援 … 施設を出たあとも、相談や生活費の支援を受けられるしくみがあります。
進学にかかるお金のこと
児童養護施設出身者の大学等進学率は24.2%、専修学校等を含めると41.4%です(こども家庭庁「社会的養護の現状と施策」)。全高卒者はそれぞれ57.9%、77.3%なので、差があるのは事実です。
ただしこの差の大きな部分は、学力ではなくお金と住まいの問題です。返済のいらない給付型奨学金、授業料の減免、家賃の支援など、使える制度があります。施設を出たあとのお金にまとめました。
何歳であっても、調べるのは早いほうがいい
18歳が近づいてから動き出すと、選択肢が狭まります。まだ先の話でも、いま使える制度を知っておくだけで、選び方が変わります。
ひとりで抱えているなら
ここまで読んで、「自分のことかもしれない」と思ったなら、今夜、家に帰りたくないと思っているあなたへも読んでみてください。制度の話ではなく、相談する前の気持ちについて書いています。
いま困っていることは、そのままお問い合わせフォームから送ってもらえます。氏名は要りません。一行でも届きます。読んだうえで、あなたの年齢とお住まいの地域で使える制度を調べてお返事し、必要なら窓口まで一緒に行きます。
調べても、自分の場合にどれが当てはまるのかは分かりにくいと思います。 年齢とお住まいの地域を書いて送っていただければ、あなたの場合を調べてお返事します。
相談を送る(氏名不要)氏名の欄はありません。一行でも届きます。
最終更新:2026-08-12 09:33:46。制度は改正されることがあります。手続きの際は、必ず最新の一次情報をご確認ください。
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