自立援助ホームは、家庭にいられない、あるいは帰る家がない若者が、働いたり学んだりしながら生活する住まいです。児童養護施設よりも自立に近い場所で、共同生活のかたちをとります。
対象になるのは
おおむね15歳から20歳未満です。在学中などの事情がある場合は、さらに延長できることがあります。
児童養護施設と違って、働いていることが前提になっているホームが多いのが特徴です。とはいえ「まだ仕事が決まっていない」段階で相談して構いません。仕事さがしから一緒に進めるホームもあります。
お金はかかります
ここは正直にお伝えします。自立援助ホームは、利用料を自分で払います。金額はホームによりますが、月に数万円程度で、収入に応じて調整されることが一般的です。食費や光熱費が含まれることが多く、家を借りるより負担は小さくなります。
貯金が貯まるように管理を手伝ってくれるホームもあります。退所後の一人暮らしに向けた準備の場、という位置づけです。
入るまでの流れ
- 児童相談所、または市区町村の窓口に相談します
- ホームの見学・面談をします
- 空き状況と本人の希望を見て、入居が決まります
自分で直接ホームに電話して申し込む形ではなく、児童相談所を通すのが基本です。ここが分かりづらく、止まってしまう人が多いところです。
どこの児童相談所に、何を言えばいいのか分からないときは、こちらで整理してお伝えします。一人で行くのが不安なら、同行もします。
数はどれくらいあるのか
全国の自立援助ホームは454か所(全国自立援助ホーム協議会加盟分・令和8年7月時点)、暮らしている人は1,465人です(行政の集計・令和6年10月時点)。都道府県によって数の差が大きいので、お住まいの地域の状況は全国の自立援助ホームから確認できます。
ひとりで抱えているなら
ここまで読んで、「自分のことかもしれない」と思ったなら、今夜、家に帰りたくないと思っているあなたへも読んでみてください。制度の話ではなく、相談する前の気持ちについて書いています。
いま困っていることは、そのままお問い合わせフォームから送ってもらえます。氏名は要りません。一行でも届きます。読んだうえで、あなたの年齢とお住まいの地域で使える制度を調べてお返事し、必要なら窓口まで一緒に行きます。
調べても、自分の場合にどれが当てはまるのかは分かりにくいと思います。 年齢とお住まいの地域を書いて送っていただければ、あなたの場合を調べてお返事します。
相談を送る(氏名不要)氏名の欄はありません。一行でも届きます。
最終更新:2026-08-12 09:33:46。制度は改正されることがあります。手続きの際は、必ず最新の一次情報をご確認ください。
あわせて読まれています
児童養護施設は何歳まで? 18歳を過ぎたあとの選択肢
児童養護施設で暮らせるのは原則18歳までですが、そこで終わりではありません。延長のしくみと、18歳以降に使える住まいの選択肢を整理します。
里親とファミリーホームの違い
里親とファミリーホームは、どちらも家庭的な環境でこどもを育てるしくみですが、人数や位置づけが違います。違いを整理します。
乳児院と児童養護施設の違い
乳児院と児童養護施設は、対象になるこどもの年齢が違います。それぞれの役割と、年齢が上がったときにどうなるのかを説明します。
母子生活支援施設とは。母子で離れずに暮らせる場所
母親とこどもが一緒に入れる施設です。DVからの避難先にもなります。所在地が公開されていない理由もあわせて説明します。